全国発送のキッカケ
全国発送のキッカケ
丸幸持帰りラーメン全国発送は、おばあちゃんの「孫に食べさせてあげたい」から・・
創業から20数年を経過し、世の中はこれから始まる「バブル景気」を向かえようとしていた頃、24時間営業体制を貫くために停電の時もろうそくの火を頼りに麺をあげていたある日のことでした。手押し車のおばあちゃんが来店されました。ご近所の方なのでしょうが初めて見るお顔です。おばあちゃんは名古屋のお孫さんに、丸幸ラーメンを送って欲しいと言われました。当時は要望が多いものの発送するために必要なものは何もありません。その度お断りしていた様に丁重にお断りしましたが、どうしても送って欲しいと言われるのです。
そしてその訳を聞くと、数日前お孫さんに電話をした時のこと、おばあちゃんは夜勤もある看護婦の仕事を頑張っているお孫さんのために何かしてあげたいと聞いたところ、「何もいらんよ」「お金も働いているから大丈夫」・・・そして、ただ「丸幸のラーメンが食べたかぁ」と言った。だから、食べさせてあげたい、どうしても送って欲しいと思って、ここまで歩いて来たと話されました。さすがに、このおばあちゃんには応えなくてはと、さっそくビニール袋に入れたスープと麺をダンボール箱に詰め、そのお孫さんにお届けしました。冷蔵で送る宅配便はない時代、冬だからできたことでもあります。
この出来事をきっかけに、スープはウイスキーの空ビンに、麺はビニール袋に入れた素朴な「持帰りラーメン」から始まり、現在の「持帰りラーメン」「全国発送」が出来るようになりました。全国の長距離トラックの運転手さんが立ち寄る国道名物と呼ばれ始めたのもこの頃からです。今ではテレビ等多くのメディアに取り上げて頂くようになり、ここで育った人には、ふるさとの味、全国各地から訪れる人には濃厚であっさりのとんこつの味として、御中元、御歳暮、御進物にと広く親しまれるようになりました。


